今、わたしはとても可愛い猫と共に暮らしています。かれこれ13年のお付き合いになる宝物のような存在です。
彼もだいぶ年齢を重ねて以前のようにはしゃいだりはしなくなりましたが、ご飯もよく食べてくれていてとても元気です。
まだまだ長生きしてくれることを願うばかりです。
そんな彼にも命にかかわるような危機がありました。タイトルにもあるように、猫砂が原因で起こったことなんです。
あの時はさすがに覚悟しましたね。
というわけで、今回は当時のことを振り返りながら、猫ちゃんと暮らしている方達にぜひ知っておいてほしいコトをお話していきたいと思います。
猫砂の紙製はキケン?!愛猫の体験談から知っておいて欲しいコト!
愛猫の苦しみは、くしゃみと鼻水から始まった・・
それは3年ほど前に起きました。彼は普段と変わらずにご飯もよく食べていて、おしっこ、うんち共に問題なくしていました。
たまに、「くしゃみ」のような「せき」のようなことをしているくらいでした。
その、「くしゃみ」のような行動は日に2~3度あるくらいだったのが、次第に増えてゆきまるで風邪でも引いたかのようでした。
数えてはいなかったのですが、日に数十回はするようになってきていました。
いよいよおかしいな?病院へ行ったほうがいいかな?
と思っていた矢先に、鼻の片方から鼻水がたれてくるようになりました。なんだ風邪だなこれは。。
と半ば安心しているとその鼻水が透明な状態から、粘りをおびたあおっぱなのようになってきたのです。
その粘り気のある汁は、とても異臭を放つようになってきて、まるで膿んでいるかのようでした。
とても臭いニオイを放ちどんどんと出てきます。ティッシュで拭き取ってもあふれ出てくるようになります。
彼の状態も変化してきて、ご飯はほとんど食べなくなり、ずっと寝ている状態になってしまいました。
鼻水が出てからの症状の悪化はものすごく早かったですね。
風邪だろうから休みの日にでも病院に連れていくか。とのんびりしていたのもよくなかったかもしれません。
病院からの診断結果は。。
休みの日に、朝イチで連れて行きました。血液検査やエコー検査、レントゲンの検査をしました。
その病院の先生いわく、「何か頭の前のあたりで異物のようなものが見える」とのことでした。
はっきりとした決定が出来なかったため、都内にある専門の検査機関での検査を薦められました。
治るものならと承諾し、その検査の日まで待つこととなります。
2~3日の家での待機期間がありましたが、彼はとてもつらそうでした。
粘り気のある鼻水は、目からも出てくるようになって、目と鼻が腫れてきてしまいました。
呼吸も荒くなりご飯も食べなくなって、見ているこちらも苦しくなってしまうほどでした。
苦しさのあまりか、頭を壁に押し付けるような仕草をやるようになり、見ているとなんだか涙が出てくるほどでした。あの時期は彼も私も最高に辛かったですね。
そしてついに都内の検査機関での検査になりました。
レンタカーを借りて朝からの出発です。
そして、到着し彼は全身麻酔での検査となりました。それから5時間くらいで結果が出ました。
「やはり、目の上のあたりの頭部に異物が混入していて、それが炎症をおこし膿んでいたみたいなのです。」
そこはあくまで検査機関だったため、緊急処置をしてもらい帰宅しました。
そこからは治療のために地元の有名な病院での手術となりました。
めまぐるしい展開でしたが、原因と対策が分かってきてホッと一安心です。
手術後に見せられた異物は、親指くらいの塊でした。これが彼を苦しませていたものだったのか。。と苦しくなりました。。
疲れた表情の彼を抱きしめて、「がんばったね」と言ってあげました。本当によく頑張ってくれましたよ。感謝です!
結局のところ原因の大元は猫砂?!だった。
ではどうしてこんなに大きな塊が混入してしまったのだろうか。専門医との度重なる会話からおそらく普段使用していた紙製の猫砂が原因ではないだろうかとなりました。
紙製の猫砂は、わずかな紙のチリが舞います。それを猫が鼻から吸い込んでいくうちにたくさん蓄積されていったのではないだろうか。ということです。
猫砂は水分を吸収し固まる性質があります、これが売りなわけなんですが。
それが鼻から入り奥のほうへ蓄積されると、固い異物となって悪影響を及ぼすことになるのですね。
紙製の猫砂は、用を足すと色も付いてわかりやすく、固まりも早いので便利だと思っていました。
しかしこんな結果になるとは。
今では、天然素材のおから素材の砂を使っています。チリも舞うことはなくコスパ的にも良くてお気に入りです。
今となってはいい勉強になりました。でもこの一件でかかった費用は全部で30万円を超えていました。
しかし彼が元気になってくれたので問題はありません。
私が言いたかったことは、
「現在紙製の猫砂を使用している方は同じことが起きるかは分かりませんが、可能性はあると思います。」
できるならチリが舞わないような素材に変えるか、猫ちゃんの状態を日々観察してあげて、少しでもおかしなところがあったら直ぐに病院へ連れて行ってあげてくださいね。
あんなに苦しい思いは誰にもしてほしくないですから。。