職場やご近所さん・友人達の会話のなかで、この人の話ってなんか分かりにくいなぁ~。とか、自分の話っていつもスムーズに伝わらないな~と思ったことのある人。
その原因は、ある2つの要素が欠けている可能性があります。
その2つの要素とは【具体性】と【根拠】です!
この2つの要素には、話をより想像しやすく分かりやすくする役割を持っているのです。話をするときだけではなく、文章を書くときにも有効です。ツイッターやブログなどの記事を書く時にもかなり効果を発揮します。
具体性のない話は、受け手にとっては話の内容がいまいち想像しにくくて話がボヤけてしまいます。そして根拠のない話は、なぜその結論になるのかがわかりにくく、モヤモヤした気持ちになってしまいます。
【具体性】
受け手にとって、話の内容を想像できて理解しやすくなる。
【根拠】
話しや文章が、なぜその結論になるのかを分かりやすくする。
「この人の話って分かりにくいなぁ~」とか、「自分の話がいつもスムーズに伝わらない」と思ったことのある人も話や文章に説得力を持たせたい時は、「具体性」と「根拠」を意識してみてください。
ブログなどの読者に向けて記事を書く時は、「具体性」と「根拠」を入れ込むほど、読み手の心に刺さりやすくなります。
そんな重要な役割を持つ、【具体性】と【根拠】についてもう少し深堀りしていきます。
説得力がない話し方や文章には【具体性】と【根拠】の要素が欠けている!
わかりやすい話し方や読者に刺さる文章にするためには少しの工夫と気遣いがあれば劇的に良くなることがあります。
そんな可能性を充分に秘めた、【具体性】と【根拠】について解説していきます。
説得力がある話し方や文章には【具体性】は必須!
たとえばお肉の例でいうと、「肉ってすごく美味しいよね」と言われても、「まあそうかな。美味しいよね・・」と思うだけだと思います。でも、
「ステーキは部位によって味も食感も美味しさが違っていて、どこも美味しいよね。」
「産地によってもぜんぜん違う美味しさがあるし~」
「牛のタイプ・種類によっても様々だし!」
と言われると、自分が肉汁たっぷりのジューシーなお肉を食べている場面が想像できて、「美味そう!」と心の底から思いませんか。
具体的に例を挙げることによって、受け手にその話を想像しやすくすることができて、結果的に心に刺さりやすくなるのです。
説得力がある話し方や文章には【根拠】は必須!
「根拠」についても同じ例で解説してみますね。
「肉の中でも特にヒレは肉の中で最も柔らかく、脂肪が少なくあっさりとしているので上品な味が楽しめる部位なんです。」
「肩ロースになると肉質、脂質とも素晴らしく、流れるような霜降が特徴ですよ。」
「ランプの脂身はほんの僅かしか無く、柔らかい食感であっさりと楽しめるのが特徴です。」
「産地や生産場によって牛の飼育の仕方が違っていて、ビールを飲ませている牛は細胞が柔らかくなって、食べた時に凄く柔らかい美味しさがあるんだって。」
こんな風に解説されると、受けてにとってはとても魅力を感じてしまいますよね!
このように、話しをする時や記事を書く時は【具体性】と【根拠】を意識すると、今まで以上にグッと内容の魅力度が増します。
それを受けた人は、発信しているあなたにも魅力を感じて好感を持ってもらえるようになるでしょう。
さらに一工夫でパワーアップ!【具体性】を高めるコツ。
さらに一工夫することで、話し方や文章の記事に魅力をパワーアップさせることができます。
それは、「具体性」をさらに高めることです。そのためのポイントをご紹介します。
それは、「抽象的な表現を避けること」なんです。
例えば、「この商品とっても効果があって、素晴らしいんですよ〜。」というだけでは「そうなんだ~」と誰も魅力を感じてくれませんよね。
なぜなら素晴らしいなと感じるポイントは人それぞれですし、「なぜ効果があるのか?」などを具体的に伝えたほうがより刺さる発信へと変わるのです。
「この商品は、前タイプの〇〇の部分を改良・改善してさらにバージョンアップした新商品なんです。」
「この商品は〇〇なところが普段忙しい主婦たちのあいだで使いやすい・便利だと大変人気となり大ヒットとなっているんです。」
「今までに同じような商品で納得できなかった人たちが、この商品の〇〇なところを取り入れることで身体の新陳代謝のリズムが大きく改善できたと言われています!」
このように、できる限りあいまいな表現は避けて簡潔に簡単にわかりやすく伝えることを意識してみてください。
もし今までの自分のブログやツイッターなどの記事が、「読者に届いていないな~」とか「刺さっていない」と思う人は、「具体性」と「根拠」のある記事に見直してみるだけでもだいぶ改善されると思いますよ。
話し方も同じで、最初は「具体性」と「根拠」を意識するだけでもいいので試してみてください。
あなたに対しての反応が徐々に変化してくるかもしれませんよ!