【驚愕】狂犬病の致死率は100%?その理由や予防方法を詳しく解説

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2019年5月11日にノルウェー人女性が狂犬病で死亡したというニュースが流れました。

それは休暇で訪れていたフィリピンで起こりました。24歳のノルウェー人女性が自身で助けた子犬にかまれ、狂犬病に感染それにより今週亡くなった。

と遺族が9日夜に明らかにしたらしいです。なんとも人のやさしい善意から起こってしまった悲しい事件です。

今回はこのような悲しすぎる事件が再び起こらないためにも、狂犬病についてみなさんと一緒にみていきましょう。

狂犬病の致死率は100%?その理由や予防方法を詳しく解説

代表的な犬をはじめその他の動物にかまれ感染することで起こる狂犬病。

狂犬病は、発症するとほぼ100%死亡するというとても恐ろしい病気です。

日本ではもう既に撲滅された狂犬病ですが、インド、中国、今回のフィリピンなどの海外ではまだ注意をしなければならない安心できない病気です。

狂犬病とはそもそもどんな病気なの??

狂犬病はいわゆる狂犬病ウイルス(リッサウイルス lyssavirus genus)に感染することで起こる病気です。

すでに狂犬病ウイルスに感染している動物に咬まれることで、咬まれた傷口から狂犬病ウイルスが体内に入り、人の筋肉などの体内で増殖していきます。

筋肉など体内で増殖した狂犬病ウイルスがしだいに、脳まで移行します。

一般的に言われているのが、ウイルスが体内で増殖し始めて症状が出るまでの潜伏期間は1ヵ月から3ヵ月と言われています。

しかし短い場合ですと数日間、長い場合には数年という場合もあります。旅先の流行地域で犬にかまれてからおよそ6ヶ月後に発症したという例もあります。

発症してからでは手遅れ!狂犬病の恐ろしい症状

一般的には、狂犬病の初期症状を見つけるのは非常に困難です。普段の生活において様々な病気で起こりうるような症状しか示しません。それゆえ区別が難しいのです。

たとえば、以下に挙げる風邪のような症状です。

・発熱
・頭痛
・筋肉痛
・悪寒

通常は数日から1週間程度このような症状が続きます。それが進行してゆくと、狂犬病の特徴的な症状が起こり始めます。

・興奮
・意識障害
・錯乱
・幻覚
・恐水症(水を飲むことが恐ろしくなる、水が恐くて手が洗えなかったりするなど)
・恐風症(空調の風などを嫌がる・怖がるなど)

しだいに全身の麻痺やけいれん、不整脈などが起き、全身の臓器に障害が起こり始めて、最終的に死に至ります。

データによると、半数以上の場合は死後に診断が確定しているケースになります。

狂犬病は症状がすでに出てしまったあとではもう手遅れというとても恐ろしい病気なのですが、残念ながら症状が出る前に診断・確定するというのは極めて困難なコトも恐ろしさのひとつです。

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狂犬病は発症させない予防が絶対に大事!!

発症したら基本的に致死率はほぼ100%というとても恐ろしい病気です。WHOのデータでは年間およそ5万5千人の人が狂犬病で亡くなっています。

一番の予防方法は、動物に噛まれないこと。これにつきます。

ただし過去には、狂犬病が発症してから生還したという例が存在します。ケタミンやミタゾラムという麻酔薬を使うことによって、脳の活動を一時的に抑え、狂犬病ウイルスに対する抗体ができるのを待つというアプローチ方法です。

この方法でも生還する患者さんはほんのごく一部(まだ数名しか生存例が見られていません)です。

しつこいようですが、基本的には狂犬病が発症してからではもう手遅れなので、犬やその他の動物に咬まれないように予防をするというのが狂犬病の最大の対処法となります。

気になる全世界の狂犬病発生地域とは

わが国、日本において狂犬病は撲滅されたとなっています。ちなみに日本国内では、人は昭和31年(1956年)を最後に発生がありません。

また、動物では昭和32年(1957年)の猫での発生を最後に発生がありません。現在、日本は狂犬病発生のない国としてその分野で注目されています。

その理由としては、日本は島国であることから、大陸間での感染ツールが少ないということが挙げられます。

そのほかに、狂犬病発生ゼロに「狂犬病予防法」が重要な役割を果たしていることも考えられます。

「日本ではペットを自由に飼えない。」

「犬を飼うにはちゃんとした登録が必要。」

「狂犬病予防注射を毎年受けさせなければならない。」

「災害時は飼い主とペットの『同行避難』原則が呼び掛けられている」
(こうすることで野良犬、野良猫となるのを極力防ぐことができる)

日本は世界にも誇れる非常に清潔な国であり野良犬の姿を見掛けることが少なく、最近では1匹ですら見なくなりましたよね。昔はよく野良犬を見かけては怖がっていましたもん。

世界的に見ても狂犬病ゼロの国はとても少なく、中国では毎年インドに次ぐ多さの人が狂犬病で亡くなっているそうです。

(狂犬病の発生状況の分布図です。)
狂犬病の発生状況/厚生労働省HPより引用

見ていただければ一目瞭然です。基本的に、日本以外の国はすべてヤバイくらいに思っていてもいいくらいですね。

厚生労働大臣が狂犬病清浄地域と認めた国は、日本を省くと、アイルランド・アイスランド・スウェーデン・オーストラリア・ニュージーランド、グアム、フィジー、ハワイなどの島々だけとなります。

中でも、数千人単位の犠牲者が出ている超キケン地域インド・中国・エチオピア・パキスタン・バングラデシュ・インドネシアです。

これだけは守ってください、

海外に行って野良の動物だけは絶対に触らないでください!!

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