星つきフレンチシェフが語る、コース料理とは?

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みなさんの中には、「フランス料理」と聞いて一番に想像するものとして、「コース料理」が思い浮かぶのではないでしょうか?

もちろんレストランに行くとコース料理もありますし、「ア・ラ・カルト」と呼ばれる単品のお料理も用意されているところがほとんどです。

あまり慣れていない方にとっては、どちらを注文すればいいか迷ってしまいますよね。

彼女なんかといった日には、恥をかいたところを見せたくないものです。

そんな疑問に答えていきます。先に結論から言ってしまうと、あまりフランス料理になれていない方が注文するのに、もっとも安心できてお料理を楽しめるものは。

「コース料理」です。

そのあたりについて解説していきますね。

星つきフレンチシェフが語る、コース料理とは?

フランス料理店においての「コース料理」とは、いわばお店のおすすめ料理なのです。

そのお店のシェフ(料理長)が今いちばんお客様に食べてもらいたい食事をあらゆる角度から考えて、計算されつくした構成になっているのが、コース料理なのです。

レストランで、アラカルト(単品料理)を頼まれる方はだいたい層がきまっています。

フレンチを長年にわたり愛し続けている、フレンチ大好きなグルメさんです。それか、フランス料理を勉強中の同業者ですね。だいたい、このどちらかに分かれますね。

とうぜんお客様の好きなように注文すればいいのですが、やみくもに単品料理を居酒屋のようにポンポンと頼んでテーブルの上にチグハグな料理が並ぶよりかは、順序どおりのお料理がベストなタイミングでやってきた方が絶対にそのお食事を楽しむことができると思います。

なぜなら、お客様に美味しく楽しんでもらおうとシェフたちは日々努力しているのですから。

その集大成といっても過言ではないのがコース料理なのです。

少しキザっぽい言い方になりますが、コース料理にはドラマがあります。分かりにくいですよね??

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もう少し噛み砕くと、コース料理には波があります。ピアノやクラシック演奏・演劇・落語・漫才などあらゆる芸術には、盛り上がったり少し落ち着いたり、最後にもういちど大盛り上がりがあって終わる。

そんな、お客様に楽しんでいただこうというエンターテイメントに溢れていますよね。

フレンチにおけるコース料理も同じです。

アミューズ(つきだし)から始まり、オードブル(前菜)、ポワソン(魚料理)、アントレ(お肉料理)、デセール(デザート)、プティフール(お茶菓子)、コーヒー。

これが基本のかたちとなります。お店によっては同じカテゴリーを続けて2回出すところもあります。

なかには、前菜が3回続いたり、コース途中にサラダやスープをはさんだり、お肉料理の直前にはお口直しのために用意される氷菓子、「グラニテ」がでてきたりもします。

お店のコンセプトや個性を表現できるところでもあります。

お気に入りのお店に通うのもいいものですが、たまには違うお店でお食事をすると新たな発見があっておもしろいですよ。

フレンチコース料理に隠された美学とは・・

では、コース料理にはどんなエッセンスが盛り込まれているのでしょうか?具体的な例を少しお話しておきましょう。

たとえば、人の味覚は今現在食べているものに慣れてくる習性があります。

そのため、味の濃いものを最初に食べてしまうと、それ以上に味が濃いものしか感じれなくなってしまうのです。

そんな身体の特性を理解したうえでコース料理をつくるときには、

「徐々に味を濃くしていく」という感じに構成されています。

さきほどもちらっと触れた「グラニテ」もそうです。メインのお料理のまえに氷菓子であるグラニテを出すことによって、一度お口の中をリセットしてもらうのです。

ニンニクやバターなどの油ものやこれまでに進んできたコースの味を一旦リセットして、本日のメインイベントである「お肉料理」をより楽しんでもらおうという気遣いなのです。

これはほんの一部なのですが、こういった細やかな気遣いが集約されているものこそが「コース料理」なのです。

いかがだったでしょうか、作り手の思いがつまっているお食事というべきですね。

あなたも、瞬間芸術と言われるフレンチのコースを堪能してみては???

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