学校や会社でみんなの先頭に立つリーダー。リーダーはみんなの前で意見を述べたり、計画を実行していく上で効率よくなおかつ良い成果を出さなくてはなりません。
そのリーダーにとって大事なことは、
「人を動かせるリーダーとはメンバーの感情を無意識に動かせる人」
これには大事な3つのエッセンスがあり。ひとつずつ順に解説していきます。
~重要な3つのエッセンス~
■見本を見せる ■場作りをする ■情熱が伝わる
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人を動かせるリーダーとはメンバーの感情を無意識に動かせる人?!
1、自ら見本を見せる
まず、これは必ずといってもいいくらいリーダーがやらなくてはいけないことのひとつです。自らが率先して行動で示すのです。
挨拶(あいさつ)を例にして考えて見ましょう。
リーダーA:いつも元気良く、笑顔で一人ひとりの目を見て挨拶をしてくれる。
リーダーB:すれ違いざまに、ちいさな声で挨拶をする。(無表情)
このふたりが仮に部下達にこう言ったとします。
「明日から月間あいさつ習慣だ!今まで以上に元気にハキハキとあいさつをするように!!」
結果は明白です。リーダーAのいつも元気にあいさつをしてくれる上司の言うことを聞きたくなりますよね。
自分が普段していないことを強要されても、「なんで自分ができていないことを人に押し付けんだよぉ~!!」となります。
ごく自然なことで、リーダーが部下に要求する以上の力で、リーダーは部下達に示してあげてください。そのくらいで結果はちょうどいいくらいです。
2、部下達に分かりやすい場作りをする
これができていないリーダーが非常に多いみたいです。部下達に、このコミュニティーでのリーダーは誰か、目的やメリットを明確に示してあげるということなんです。
なにかのプロジェクトを進行する時に、リーダーはまずその目的とメリットを明確に解説する必要があるのです。
部下がなにも分からない状態のまま、「あれやこれをやりなさい!!」と命令されても、なんでぇ?これをするメリットはあるの?別にやらなくてもいいんじゃない?などと疑問を抱かせてしまいます。
リーダーが、ルール説明から始まり目的・メリットを示してあげます。
その上で、「一人一人に選択肢があって、絶対にこの命令を聞かなくてもいい。でも、一人でもやらない人がいるとこのプロジェクトは前には進まない、そんな人は誰一人いないよね」と思わせるような雰囲気・場つくりが必要なんです。
頭ごなしの命令でひとが動く時代はとっくの昔に終わっています。
人はロジックでは動きません、感情でしか動かないのです。
3、情熱が伝わる
よくいる古きよき時代の上司で、情熱を伝えてくる人。ここで重要なポイントは
●情熱が伝わる→○
●情熱を伝える→×
さきほどご紹介した1,2のことを行ったリーダーだけの熱い思いを伝えることができるんです。
前振りもなくて、いきなり熱い上司って変人あつかいされますよね。
自分の思いだけをぶつけて、「分かってくれよ~」というのはまるで子供が駄々をこねているような状態なんです。
人に思いを伝えて理解してもらい、それを行動に移してもらうためには、それなりの準備が必要になってくるのです。
リーダーの人柄や思いが理解できて、初めて人は動き出します。
その後に、戦略・戦術・マニュアル・コンプライアンス・サービス・キャンペーンなどいろんなものが乗っかってくるんですね。
パワハラや強い暴君の言葉だけでは誰も動こうとは思いません。
仮に動いていたとしても、それは無理やり動かしているのです。無理に動かすといつかは必ず壊れます。
もういちど言います。
人はロジックでは動きません、感情でしか動かないのです。