夏になると需要と人気が爆発的に伸びる、夏の風物詩「かき氷」。
そんなかき氷に都市伝説のようにささやかれている、「かき氷の味はみんな一緒?!」というもの。
前から聞いて知っていた人も、今初めて聞いた人も今いちどそのウワサは本当なのか?どういう根拠からそのような情報が飛び交ったのかを検証していきましょう!
【キケン!!】夏の風物詩である「かき氷」のイメージもしくは、夏のロマンを壊したくない方は、この記事を読むことをおすすめしません。
目次
かき氷シロップは同じ味?3種類の成分を比べて検証してみた結果は!
まずはかき氷の定番シロップである、イチゴ・ブルーハワイ・メロンの成分について見て行きましょう。
ちなみに、みなさんが最も馴染みのある、海水浴などの海の家で売られていたり、家庭用の一番ポピュラーでお安い、無果汁の商品で検証してみますね。
かき氷、イチゴシロップの成分 300ml
小売価格:285円(税抜き)
原材料名:果糖ぶどう糖液糖、砂糖、食塩/香料、酸味料、紫コーン色素、赤キャベツ色素、甘味料(ステビア)
栄養成分:100mlあたり,エネルギー200kcal,たんぱく質0.0g,脂質0.0g,炭水化物50.1g,食塩相当量 0.03g
アレルギー物質:なし
かき氷、ブルーハワイシロップの成分 300ml
小売価格:285円(税抜き)
原材料名:果糖ぶどう糖液糖、砂糖、食塩/香料、酸味料、甘味料(ステビア)、着色料(青1)
栄養成分:100ml当たり,エネルギー200kcal,たんぱく質0.0g,脂質0.0g,炭水化物50.1g,食塩相当量0.05g
アレルギー物質:なし
かき氷、メロンシロップの成分 300ml
小売価格:285円(税抜き)
原材料名:果糖ぶどう糖液糖、砂糖、食塩/香料、酸味料、甘味料(ステビア)、着色料(黄4、青1)
栄養成分:100ml当たり、エネルギー201kcalたんぱく質0.0g、脂質0.0g、炭水化物50.2g、食塩相当量0.03g
アレルギー物質:なし
3種類のかき氷シロップの違いは??
上記成分において、3種類のシロップの違いは、
イチゴ味⇒紫コーン色素、赤キャベツ色素
ブルーハワイ⇒着色料(青1)
メロン⇒着色料(黄4、青1)
この3点だけでした、この3点の成分はズバリ「色」を作る成分なのです。
もうお分かりですね、たくさんの種類があって子供達が悩みに悩んでいたかき氷の違いは、実は色の違いだけであったのです!!
でも実際問題、海で食べるかき氷の味がちがって感じるのはどうしてなのでしょうか?
【驚愕!!】味の感じ方の不思議とは
色の違いだけで味を構成する成分はまったく同じなのに、どうして体感的に味の違いが生まれるのでしょうか?
その原因は、意外と知られていない味の感じ方にあったのです。
ズバリ結論からいうと、なにかを口に入れて食べるときに働く五感の割合は視覚がもっとも高くて、一説によるとその割合は80%から90%にまで及ぶらしいのです。
一般的な食事の際の五感による知覚の割合はなんと視覚が83%、聴覚が11%、臭覚3.5%で味覚はなんと1.0%という驚愕の事実だったのです。
わかりやすく簡単にまとめると、人間は味を感じる場合にほとんどの割合で視覚、すなわち目に入った色・形、それにまつわる過去の記憶で味を構成しているということになります。
私も実は、びっくりしました!!
そんなコトがおこっていたんですね。なんかガッカリのような、納得したような不思議な気分です・・
でも夢見るお子さん達には言わないでおきましょうね!!
だってその昔は私達だって、いろんな味のするかき氷をワクワクしながら選んでいましたからね!!