誰もが1度は訪れたことのあるイタリアンファミリーレストラン、「サイゼリヤ」。サイゼリヤは、安くて旨いをモットーに幅広い年齢層に大人気のお店です。
なかでも大人気メニューの「ミラノ風ドリア」は税込み299円と驚異の価格、いまやサイゼリヤの代表的なメニューとなっています。
そんな、みんなから愛され続けているはずのサイゼリヤに客離れが起こっているらしいのです。最近は私もなかなか行く機会がなくて行っていなかったのでびっくりでした。
調べてみると、大きな要因は3つあるようなのです。
1、全席禁煙
2、キャッシュレス対応の遅れ
3、お客様への思いが裏目に
今まで存分にお世話になったサイゼリヤの危機を深堀りしていきます。
サイゼリヤのお客離れは客への思いが裏目に?禁煙・キャッシュレス・低価格など
単純に料理は美味しくて、価格も安すぎるサイゼリヤのどこにお客様が離れてしまう原因があるのでしょうか。
ちまたで囁かれているウワサの原因についてみていきましょう。
1、サイゼリヤはついに、2019年6月1日より全席禁煙!
多くのお客様から「全席禁煙」へのご要望があったために、2019年9月を予定していた全店舗・全席禁煙は6月1日(土)に早まったのです。
それは、お子様連れや若年層のお客様の来店が増えるであろう夏休み前に実施するということだったようです。
より快適に店舗空間で過ごしてもらうためにとの決断だったようです。
・JT調査による日本の喫煙率は17.9%。男性27.8%、女性8.7%(2018年)。
・推定の喫煙人口は1880万人。男性1406万人、女性474万人。
・喫煙率、喫煙人口ともに大よそ減少傾向が続いている。
JT(日本たばこ産業株式会社)の実施した「全国たばこ喫煙者率調査」の結果によると、タバコ喫煙者は全体の17.9%と減少傾向にあるらしいのです。
がしかし、ここ最近の禁煙ブームでタバコが吸える飲食店が激減しているのも事実。
そのなかで、「旨い」「安い」のサイゼリヤがタバコを吸えるという希少価値は絶大なものだったに違いないのです。
小休憩を取るために利用するサラリーマンやちょい飲みに訪れる人たちの間ではかなりのダメージがあるそうなんです。
実際に禁煙になってからはあまり行かなくなったという声もちらほら出ています。
禁煙が客離れの原因になっているのかは定かではありませんが、多少の影響はありそうですね。今後さらに禁煙ブームが加速していき時代が安定する頃にはお客さんも戻ってくるのでしょうか??
2、今の時代には必須?キャッシュレス対応の遅れ問題
サイゼリヤで食事をした経験がある方はご存知かもしれませんが、サイゼリヤの支払いはほぼすべて「現金払い」なのです。
それがいけないのぉ~?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、今は空前の電子マネー社会となってきています。
ジャラジャラとした小銭や邪魔になる財布を持たない人が急増しています。そういった人からしたら、サイゼリヤに行くためだけに現金を用意することはナンセンスなのです。
つまりキャッシュレス主義の人からしたら、「行きづらくなったお店」ということなのです。
・クレジットカード→使用不可
・電子マネー→使用不可
・商品券・ギフトカード→利用不可
・お得なポイント系→なし
かなりの例外になりますが、ショッピングモールやデパートなどにテナントとして入る場合、サイゼリヤ店舗のルールとは別にそのショッピングモールやビル全体のルールが適応される場合があります。
建物の設備はショッピングモールなりビルの所有者が用意・管理しているものなので、他に併設されているテナントと同じルールでの支払い方法になることがあります。
これは電子マネーなどにも同じコトが言えます。とはいえ、極々まれなケースなのでサイゼリヤは「現金支払い」と思っておいて間違いありません。(そのほうがいいです)
キャッシュレス対応が当たり前になってきている時代に、「完全現金払い」というのは食事所を選ぶ際の選択肢からは除外されるのでしょうか・・・
ではどうして頑なにキャッシュレス対応に踏み切らないのでしょうか?それには踏み切らないのではなく、「踏み切れない理由」があったのです!
3、サイゼリヤだからこそ!お客様への思いが裏目に
千葉県にあったサイゼリヤという洋食店で働いていた大学生が、その腕を認められて大学4年生の時に店を任されたのがすべての始まりだそうです。
火災に遭って心機一転に、イタリアンレストランとして始めたのが今のサイゼリヤの第1号店なのです。ちなみにその大学生は、現在のサイゼリヤ会長です。なんか凄い話ですよね。
広く多くの人にイタリア料理を知ってもらおうと、通常の7割引という破格の価格提供を始めたお店なのです。
そのために、お客様に対するコスパはどのレストランよりも高くて「安い」「旨い」が実現できているわけなのです。
しかし、そのお客様への思いこそが時代の流れとのすれ違いを産むことに繋がるのです。
クレジットカードや電子マネーの支払いを可能にするのにはそれなりのシステム導入が必要になります。クレジットカード会社などと提携するのにもコストがかかったり、カード払いにするとお店側の手数料の負担も大きくなります。
サイゼリヤでは破格の低価格での料理提供を「こだわり」としているところもあって、コスト面においてどうしても導入には踏み切れない理由があるのです。
お客様のコトを第一に考えてくれる「サイゼリヤ」。わたしは大好きです!
近々、サイゼリヤに行こうと思います、現金を持ってね!