お料理をつくる時に、みなさんは赤ワインを使いますか?一般的には料理酒を使うひとが多いのではないでしょうか。
しかし、赤ワイには独特の酸味やこく、味わいがあります。
普段お料理に赤ワインをあまり使ったことのない方に、今回は簡単で誰にでもできるレシピをご紹介させていただきます。
ちなみに私は、フランス料理人歴21年の料理人です。
ご家庭でオシャレで簡単にできて、その食事がいつもより少しでも楽しくなれれば幸いです。
赤ワインを使った簡単フランス料理をプロの料理人がこっそり教えます
フレンチ風、何にでも合う赤ワインバター
このバターは基本的に何にでも合います。サラダやお魚料理にもばっちり、なかでも一番相性がいいのは、お肉料理です。
このレシピは都内の有名フレンチレストランで実際に使用されていたレシピの簡単バージョンです。
まず、バターを用意します。できれば無塩バターがいいですが、なければ加塩バターでもいいです。いちばん美味しいのは発酵バターなんですが準備できる方だけでいいですよ。
そのバターを冷蔵庫から取り出して、常温に戻しておきます。(あとで混ぜやすいように)
エシャロット(なければ玉ねぎでもOK)をみじん切りにします。そして鍋に赤ワインとみじん切りにしたエシャロット(なければ玉ねぎでもOK)を入れて沸騰させます。
そして、ほぼ赤ワインがなくなってくるまで煮詰めます。
ポイントはエシャロットに、とろりとした赤ワインが絡み付いているような状態まで煮詰めることです。
そして、粗熱をとります。完全に冷やしてしまうとバターと混ざりにくくなってしまうので、温度は常温くらいか少し高めでもいいくらいです。
そのエシャロットとバターを混ぜ合わせて完成です。
お料理の上にポンっと乗せるだけですごく完成されたオシャレ料理になりますよ!
冷凍保存もできるので、多めに作っておくのがいいと思います。
定番の簡単赤ワイン煮込み
定番の赤ワイン煮込みです。細かいことを言い出すときりがないので、今回は誰でも簡単にできる美味しい料理をテーマにしているので、とにかく簡単にいきますね。
材料は、メインとなる牛バラ肉です。これはできれば塊のままがいいです。牛ではなくても鶏肉や羊でも大丈夫です。
お肉と玉ねぎ・人参・セロリと赤ワインを一緒に鍋に入れて煮込むだけです。
ポイントをいくつか挙げておきます。
煮込む前に肉は軽くでいいので表面だけ焼き色をつけておいてください。そうすることで、型崩れしません。塩コショウはします。
野菜は全部半分くらいのおおきさにカットで大丈夫です。食べるときにお好みの大きさに切り分けてお皿に乗せてください。煮込む時間が長いので小さすぎるとなくなってしまいます。
材料がひたひたに浸かっている状態で煮込んでゆきます。
途中、なくなってきたらお水を入れてもかまいません。この状態でおよそ2~3時間くらいコトコト煮込みます。
お肉がやわらかくなってきたら完成です!完成時の赤ワインの量は2/3くらいでOKです。
あとは、お肉と野菜を取り出して残った赤ワインを半分までさらに煮詰めます。
そこにバターを入れてとろみが出れば完成です。お皿に、食べやすい大きさにカットしたお肉と野菜を盛り付けて、上から赤ワインのソースをかけて完成です!!
味に変化をつけたい時は、ハチミツやコンソメ、塩コショウで味を整えましょう。
いかがだったでしょうか。
ちがうお料理を食べたくなったり、作りたくなった時にぜひお試しくださいね!!